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「春の眠りは心地よく、夜が明けたのにも気付かなかった。 目を覚ませば、あちらこちらで鳥が啼く声が聞こえるではないか〜。 昨夜は雨が降っていたが、どれほどの花が散ったことだろう。」 「春眠、暁を覚えず」… 言わずと知れた、孟浩然(もうこうねん)どのの詩である。 今年の桜は早くも満開の時期を過ぎ、風に吹かれてハラハラと散る光景を目にする。 心地よい気候にうとうとと気持ちよく過ごしながらも、 行く春に馳せる気持ちは、今も昔も変わらない。 いやしかし、約1500年に書かれた中国のポエムが 春になると当たり前のように引用されるというのはすごいことではないのか? 自然は当たり前のように巡っている。 花は盛り、そして散る。 やがて新緑は深緑に移っていく。 この素晴らしい季節 目にする光景を 湧き上がる気持ちを 書にしたためておかねば勿体ないではないか。 ぜひ、筆をとってみたまえ。
by sogan_syoin
| 2007-04-13 18:33
| 漢詩に親しむ
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